学映システムのICT
一般企業には普及しているICT
一般企業の多くはほとんどがICT化されており、パソコンやタブレットといったICT機器なくしては業務が成り立たないといった状況になっているのではないでしょうか。個人経営の企業の場合、そこまでICT化は費用対効果の面でそこまでは行われていないかもしれません。とはいえ、ある程度はパソコンを使って何らかの処理はしているようです。
しかし、学校の場合、職員室における先生方の業務に関しては、ICT化されている学校も多いですが、授業そのものがICT化されているというのはそれほど多くはないようです。ごく一部の学校においては、ICT化が行われ、電子黒板や電子教科書といったものを使用しているケースもあるようです。
しかし、近年は佐賀県に本社のある学映システムのように、授業などで活用可能なICTのソリューションを提供している企業も増えてきています。実際に多くのICT企業といっても、学事に特化した企業が多いのですが、授業や学習で使用するソリューションを開発しています。
教育現場に向けたICTソリューション
学映システムは、もとになった企業が学校向けの教材などを販売していたということもあり、学校向けのさまざまなソリューションを開発しています。
学習者用端末、タブレットPC、PC教室、電子黒板システムなど、一部ですが授業でそのまま使用可能なソリューションとなっています。もちろん、そのまま使用することもできますが、学校ごとにカスタマイズといったこともあるのではないでしょうか。
授業向け以外では、校内LANシステムや授業支援システム、また、校務支援システムを始め多くのソリューションが用意されています。これらを単体で利用するのではなく、組み合わせることでうまくデータの連携を図り、教職員の職務の負担を軽減することができるようになっているようです。
急速に進む教育現場のICT化
学映システムはもともと学校向けのシステム開発を行っているということもあり、さまざまな学校向けのシステム開発を手掛けてきていますが、学映システムのような学校向けではないシステム開発を行ってきた企業も、授業等で使用するためのシステム開発に参入してきているようです。
多くの企業が教育の現場で使用可能なシステムを開発することによって、業界的にはライバルが増えることになるため大変ですが、教育の現場からすれば、さまざまな選択肢が増えるというのは喜ばしいことなのかもしれません。
しかし、多くのシステムを比較検討するということは、どのシステムにするか選定作業が大変になってくるということも言えそうです。